BooT.oneのモデリング方針をご案内させていただきます。
1.) 断熱材の配置方法
BooT.oneでは断熱材を含め、箇所に変動の可能性が多い壁はタイプ構成に組み込むとタイプ種類が膨大になるため、一枚の壁として個別に入力する方法を推奨しております。
[片面壁]ツールにて、構造を含まない壁の材料として[n:断熱材]の壁記号を選択することができます。
[断熱材]は厚み可変のマテリアルとして設定がされており、配置する際に厚みを入力する仕様となっております。
▼構造材を含まない壁用としてテンプレートに用意されている壁記号
2.) 空気層の配置方法
空気層は[片面壁]ツールにて配置する際にクリアランスとして入力し、壁の構造(レイヤー情報)には含まれない離隔距離の取り扱いとなります。
3.) LGSの壁記号設定
BooT.oneではLGSは構造材として壁記号を設定し、下地材として登録することは想定しておりません。
これは、入力の際のレイヤ別優先順位により、LGSは構造設定の方が下地がLGSに干渉するなどの影響が少ないためです。
■BooT.oneの方針にて作成した場合の壁記号設定状態と片面壁配置手順を下記に記載いたします。
▼壁記号の設定
▼片面壁ツールの入力手順
▼配置した壁の構成と壁のレイヤー情報
■空気層の性能を持った壁を設定したい場合
上図の壁3 を配置後に壁のアセンブリ編集にて[断熱層/通気層]のレイヤーを追加します。
これにより、Revit標準仕様の壁の性能を持たせた空気層を設定することができます。
▼壁のレイヤー設定方法
▼レイヤー設定前後の壁の断面
※アセンブリ編集にて追加されたレイヤーの情報は壁記号には反映されません。
上記のモデリング方法により、下地材の項目数も不足なく壁記号の設定ができるかと存じます。
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